本日のお題 【窓の省エネ化】 |
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エコ次郎先生、こんにちは。もうすぐ梅雨ですねー。雨の予報の日も多くなって来たし、何となくジメッとする日もあるし、嫌だなー。。オシャレが命なお年頃なのに、湿気で髪がうねるのはツライですー(T_T)
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エコ娘くん、こんにちは。髪の量ではなく、髪型で悩めるのは幸せなのですよ。あっ、、すみません。髪の量に悩むオジサン代表として、つい熱が入ってしまいました。
そのお悩みはさて置き、梅雨は気怠いですよね、私も苦手です。でも、梅雨のジメッと感よりも厳しいのが梅雨明けの暑さです。去年は「年間猛暑日」や「真夏日」の最多記録を各地で更新するほど暑さに悩まされる夏でしたが、残念ながら今年も同じような夏になるようです。梅雨の憂鬱さは精神的にツライですが、異常気象の暑さは生命に直結しますので、今年もしっかり対処したいですね。
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猛暑かぁ...そうでした、思い出しました。去年は10月になっても暑くて半袖で過ごした記憶が蘇って来ました。いつまでもいつまでもとにかく暑くて、「一体いつになったら夏が終わるんだろう...」ってみんな目が遠くなってましたもんね。
先生、外での暑さは帽子を被るとか日傘を差して直射日光を避けたり、こまめな水分補給をしたり、冷感タオルで直接体を冷やしたり、結構対処方法が知られてるじゃないですか。でも、今って家の中にいながら熱中症になるケースも多いんですよね。お年寄りがエアコンを頑なに使わないのは論外としても、どこの家庭でもやっぱりエアコンをガンガン使うのは昨今の電気代高騰で躊躇すると思うんです。来月からまた電気代が値上がりするし。だから効率良くエアコンを使えたらみんな嬉しいと思うんですけど、そういう方法ってあったりするんですか?
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今日もエコ娘くんは世の中の事を真剣に考えていて偉いですね。外での熱中症対策もバッチリですね!
室内でエアコンの効率を上げる方法はありますよ。今すぐに実践できる方法ではありませんが、これをしておけば今後も全ての季節に役立ちますし、何より今なら補助金対象のリフォームですので、長期的に考えてもオススメです。
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補助金対象のリフォーム!?って事はその場しのぎじゃないんですね。何だろう、どこをリフォームすれば良いんだろう?屋根とか??
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残念!屋根ではありません。もっと身近で毎日触る箇所です。一軒家では大抵トイレや浴室も含めて全ての部屋にあります。そこが一番外気温の影響を受けるエリアなのですが。
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あ、分かった!ズバリ窓ですね!
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正解です。窓は家の中で熱の出入りが最も大きく、全体の約58%の熱が窓から出入りしています。ちなみに屋根は5%、床は7%、換気と外壁はそれぞれ15%ですので、如何に窓の断熱性能を高めることが重要かがお分かり頂けるかと思います。
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窓かぁ、やっぱ窓かぁ。つまり、窓の断熱性能を上げれば家全体の断熱性能が上がるって事ですね。
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はい、そう言う事です。
ここで質問なのですが、窓の断熱性能を上げる方法についてエコ娘くんは何か思い付きますか?
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知ってる窓のリフォーム方法が多分ソレなんじゃないかと思うので、言っちゃいますね!
それは「内窓を設置する」ファイナルアンサーーー!!笑
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ピンポン、正解です。窓のリフォームには他にも方法があるのですが、一番コスパが高く効果的な方法が「内窓の設置」です。
内窓を取り付けることで、太陽の日射熱を大幅に防ぐことができる遮熱効果と、室内の熱を外に伝えにくくする断熱効果の2つの効果を発揮します。エアコンが効きやすくなるので、気になる電気代を大幅に節約することができますし、冬はカビの発生の原因となる結露も防ぐことができるんですよ。
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そっか、結露は断熱ができていない証拠なんですね。あれは本当にビッショビショになっちゃうから困りますよね!
で、、、今更とっても聞きにくいんですけど、、、何で結露って起こるんですか!?
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おっと、そうですね。そこもきちんとご説明しておきましょう。
室内の湿度の高い暖かい空気が外気で冷えた窓ガラスに触れると、空気の温度は当然下がりますよね。 すると、温度が下がった分だけ空気が含むことのできる水蒸気量(飽和水蒸気量)が減ります。 空気が含めなくなった分の水蒸気は水に変わって「結露」として窓ガラスに留まるのです。良く夏になるとガラスのコップに氷を入れて冷たい飲み物を楽しみますが、その時にコップの表面は結露しますよね。あれも全く同じ現象で、コップに入れた冷たい飲み物によってコップの表面が冷えて周辺の空気の温度が下がり、飽和水蒸気量を超えた分の水分がコップの表面に結露として現れるのです。
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なるほどー!めっちゃ分かり易かったです!!コップの結露も納得!コップの結露はコースターが吸ってくれたり、おしぼりで拭いたりするから良いけど、家の窓ガラスの結露って結構ほっときがちですよね。
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それ、良くないんですよ。湿気の多い場所はカビが発生し易く、同時にカビを餌とするダニも増えてしまいます。 カビやダニが増えると、ぜんそくやアレルギー症状、アトピー性皮膚炎、シックハウス症候群などにつながり健康に悪影響を及ぼしかねません。そうは思っても、毎日結露しているとつい掃除は何日かに1回程度になりがちですので、衛生面で考えても健康面で考えても、内窓の設置はとても価値があると言えます。
内窓の他にも窓の省エネ化の方法がありまして、1つが「ガラス交換」です。これは既存のサッシはそのままにしてガラスだけを取り出して複層ガラス等に交換する方法です。複層ガラスの種類は厚みだけではなく、中空層が乾燥した空気のものと、空気よりも熱伝導率が低いアルゴンガスを使用したものがあり、用途や予算によって選べるようになっています。
室内側の中空層に金属膜を採用することで、陽射しを取り込み暖房の熱は室内に反射する「高断熱複層ガラス」が寒さ対策向きで、屋外側の中空層に金属膜を貼付して、 陽射しをカットしつつ室内温度をキープする「遮熱複層ガラス」が暑さ対策に向いています。
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知らなかったー、ガラスにも得意分野があるなんて!
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勉強になりますよね。ちなみに窓の省エネ化には「外窓交換」という方法もありますので、前向きに窓の省エネ化をご検討をされる場合は、リフォームの専門業者に相談されると良いかと思います。その家その家の状況に合わせて「この窓は二重窓で、この窓はガラス交換で行きましょう」と提案してくれますので、予算も提示しながら一緒に考えて行く事をオススメします。
さて、窓の省エネ化の重要性はお分り頂けたかと思いますので、次の項目では最初にチラッとお話しをした「補助金」についてご説明したいと思います。
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は~い、よろしくお願いします♪
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