本日のお題 【家庭での節電術】 |
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あ~お腹空いた~、今日の晩ごはんは何だろな~♪ エコ次郎先生のお家はもう今夜のメニューは決まってるんですか?
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はい、我が家は冬の定番のホワイトシチューです。
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わぁ良いですね!ホワイトシチューか~。美味しいフランスパンと一緒に食べたいですね!あのトロッとしたルウが体を温めてくれるから私も大好きです!
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そうですね、体が温まる点はとても嬉しいですし、実は保温調理鍋を使って作るとIHクッキングヒーターを使用する時間が短時間で済むので、電気代節約になってダブルで嬉しいんですよ。鍋全体が温まったら蓋をして保温調理鍋に入れておくだけで夕飯時には野菜も肉も柔らかくなっていますので、忙しい方にオススメしたい時短料理でもありますね。
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すごーい!エコ次郎先生って料理のことにも詳しいんですね!
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いえいえ、そこまで詳しくは無いのですが、美味しいものを食べることが好きなので、カレーやシチューくらいでしたら一応は、という程度です。最近は角煮を作ってみたくて圧力鍋にも興味があります。圧力鍋はシューッと音がするので小さなお子様の居るご家庭では少し使いにくいかもしれませんが、こちらは圧力を掛けて通常の3~4分の1の時間で柔らかく仕上げることが出来るので、節電調理にオススメの調理アイテムです。
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そうなんだぁ!ご飯を作る時にも節電術があるなんて知らなかったです。もう何ヶ月もずっとママは電気代のことで溜め息ばっかりだし、つい何日か前にも東北電力が電気料金値上げするニュースも見たし、家庭でどんなに小さいことでも1つ1つ節電術を活かして行くしかないんだなって思っていたので、早速その鍋サンタさんにお願いしようと思います!!
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ほぅ(笑) 協力的なサンタさんだと良いですね!もしお鍋がプレゼントで届いたら、是非お母さまにシチューを作ってあげて下さいね。
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もちろんです♪先生、他にも家庭内でできる簡単な節電術ってありますか?私にも出来ることがあったらと思いまして。
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そうですねぇ。女性でしたら毎日ドライヤーを使うと思いますので、タオルドライをしっかりして短い時間で乾かすと良いかと思います。例えば1200Wのドライヤーを毎日10分使ったとすると1ヶ月の電気代は約170円ですが、4人家族でしたら約680円になります。他の多くの家電は1つを家族全員で共有しますが、ドライヤーだけは人数分掛かりますので日々の心掛け次第で節電効果は出るかと思います。
IHクッキングヒーターもドライヤーも、電気使用量のピークを大きくする『一時的に使う家電』ですが、同じ仲間に掃除機があります。掃除機を使う際も、先に掃き掃除をしておいたり、フローリング用の乾いたお掃除シートで埃を取っておくと時短&節電につながります。また、紙パック式ならゴミが満タンになる前に紙パックを取り替えたり、サイクロン式なら小まめに溜まったゴミを捨てて、フィルターを定期的にきれいにしておくと吸い込みが違いますのでぜひ行って頂きたいです。
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それなら私にも出来ます!短い時間でも確かにドライヤーも掃除機も電気の使用量は多そうな気がするし、今夜からすぐに出来るので早速やってみます。他の家電の節電術も知りたいな!
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この時期はどこのご家庭でもエアコンをお使いかと思いますが、エアコンも季節ごとの節約術がありますよ。
まず夏ですが、閉め切っていた部屋で使用する場合は、先に換気をして篭った熱を逃がしてからエアコンを使います。環境省の推奨設定温度は28℃ですが、それでは暑いと感じる方もいらっしゃるかと思います。そんな時つい設定温度を下げがちですが、エアコンは1℃変えると電気代は10~13%変動すると言われていますので、要注意です。人間は同じ温度でも風が体に当たると涼しく感じ、体感温度が下がりますので、温度設定を下げるよりまずは扇風機やサーキュレーターを併用して空気に流れを作りましょう。設定温度1℃の差で生まれる電気代より、扇風機やサーキュレーターの電気代の方が遥かに安いので、ぜひ取り入れて頂きたいです。
冬の環境省の推奨設定温度は20℃ですが、暖かい空気は上の方に溜まるので吹き出し口は下の方に向けて、夏同様にサーキュレーターで空気を循環させましょう。更に空気が乾燥しますので、加湿器を使って湿度を上げると体調管理に有効なだけでなく、体感温度が上がるため同じ温度でも暖かく感じやすくなります。あとは窓にも一工夫を。冬の暖房時は58%もの熱が部屋の窓から逃げていると言われていますので、窓に断熱シートを貼るのも良いですね。ちなみに夏冬どちらにも有効な『遮熱・保温カーテン』を使えば1年中快適に過ごせますので、カーテンの買い替えをご検討されている方は是非視野に入れて頂けたらと思います。
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エアコンの使い方も勉強になったけど、窓の対策がそんなにもエアコンの温度に影響するなんて知りませんでした!カーテンって単に目隠しするだけのものじゃないんですね。うちのカーテンはどうなんだろう?帰ったらママに確認してみよっと。
先生、さすがに冷蔵庫とか年中無休で電気を使ってるものは節電は出来ないですよね?そもそもそんなに電気使ってなさそうだし。
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え!エコ娘くんは、年間を通して家庭の中で最も多く電気を消費している電化製品が冷蔵庫だという事実をご存知ないのですね。
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うそぉ!!知らないし、そんなはず無いと思ってました!だってずっと冷やしてるだけで温度変化も無いし、動いたりもしないから省エネって感じがするじゃないですか!
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それは面白い発想ですね。確かに一見するとそう感じるかもしれませんが、実は開閉の度に冷気が逃げて庫内の温度が上がるので、再び庫内を冷やすために電気代が掛かってしまうのです。ドアの開閉回数を半分に減らすと約12%の省エネ効果が、開閉時間を半分に減らすと約5%の省エネ効果があると言われていますので、なるべく短時間で、少ない回数で済ませるようにしましょう。あと、食材の詰め込みすぎもNGです。食品を入れる際は、冷気の循環を考慮して奥の壁が見える程度にしておくと良いでしょう。
それと、庫内の温度設定の見直しも有効です。夏は強、冬は弱を選ぶのが一般的ですが、エアコンの使用で室内の温度に年間それほどの差が無いのでしたら、夏でも中で良いかと思います。仮に1年中の設定温度を強から中にすると、それだけで年間約1,600円の節約になると言われていますので、侮れない節電効果です。
あと、冷蔵庫の場合は省エネ技術の進歩が目まぐるしいので、10年以上前のモデルをお使いでしたら思い切って買い換えてしまうのも手です。例えばP社の365Lの15年前、10年前と現在のモデルの年間消費電力を比較すると、15年前が約490kWh、10年前が約380kWh、現在が約341kWh。電気代に換算すると15年前から買い換えた場合が年間4,619円の節約に、10年前からだと年間1,209円の節約になるんです。更に401L~450Lのモデルで比較すると、10年前と現在では年間約5,300円~約7,160円もおトクになります。機能も格段に向上していて、ラップ不要で鮮度が保たれたり、熱いままでも冷凍できたりと、色々な手間が省けるようになって便利になっているんですよ。
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へ~ぇ、冷蔵庫の進化って凄すぎる!ラップも不要ってことは地球にも更に優しい訳だから、本当に買い換えるだけの価値はありますね。うちのももう10年くらい使ってるはずだから、ママに話してみなくちゃ。
先生、今日は家庭での節電がテーマなだけあって、自分でも身に覚えのある内容も出てきてより一層節電を意識しようと思えました!
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それは嬉しい限りです。家庭で出来る節電術はまだいくつかオススメしたいものがありますので、次の項目で続きをお伝えさせて下さい。
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もちろんです♪よろしくお願いいします!
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